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2009年07月22日

悲しい夢が教えた事




病室で目覚めるところからその夢は始まった。

ベットの上で目覚めるとサイドボートにたくさんのノートがある。

付き添いの人が、俺の日記と説明してくれたけど俺には、書いた覚えがない。

いつも通りの目覚めなのに、何がどうなっているのか俺にはまったくわからない。

しばらくしたら、おかんが来たので、聞いてみた。

僕は、脳のがんになり倒れ、緊急手術で命は助かったが、
新たに記憶スル部分を取ったから、新しい事の記憶は、できなくなってるという。

手術までの記憶はある。

僕の記憶は、1日しか持たないというのである。

日記は、忘れないようにと僕が1日の出来事を書き留めているものらしい。

普通にさわやかに目覚めたので、なんのことか半信半疑な俺。

運動障害もあるという。

トイレは、自分でいけるんか?と聞くと、 トイレぐらいは行けるよと、

そして、トイレに向う。

トイレでポージングして、体に力を入れようとすると、
電気が走るように、体がしびれ、ガクガクになる。

「なんじゃこりゃ~~!?」

自分の体が自分の支配下にない。

ようやく自分の異常に気付きだす。

けつを拭くのが少し不自由である。

病室へ戻り、おかんに、恐る、恐る、聞く。

「俺は、手術して何年になるんや?」

おかんが、「5年やで、と」

俺の目には、涙が溢れて、そのまま、おかんの胸で泣いた。

俺は、5年もこんな毎日をおくっているのか!?

毎日、今日のような質問をし、毎日、トイレで気付いているのか!?

そんな毎日なのに、平常心で「5年やで、」と普通に答えた母。

泣き崩れた俺は、「ごめんな、ごめんな」と何度も言って、目がさめた。

瞼にたくさんの涙がたまって、枕を濡らしていた。

しばらく、ベットで考えていた。

夢ではあるが、自分がそういう状況になってみて、初めて気づくことが、たくさんあった。

そうなってしまってからでは、手遅れで、もうできないことがたくさんある。

悲しい夢であったが、いい夢であった。   

Posted by ゼモグループ at 21:14Comments(0)健康